本日は焼きとんの石田屋さんにお邪魔しました。
平日の5時。
外観から既にアンタッチャブルな雰囲気を醸し出しております。
店内はカウンターに、パイプテーブル。
平日の5時に既にカウンターは満席。
入っても「いらっしゃい」はない。
妙齢の女性ふたりが切り盛りしている。
その女性の後ろに後光のように輝く「写真撮影禁止」の張り紙。
テーブルに座るっても特に注文を聞く雰囲気はない。
私「ビールください。」
女性A「ビールはなんにするの?」
私「あっ、じゃあ、キリンで」
女性A「キリン、朝日?」
女性B「この人キリンって言ってるでしょ!」
テンポの早さと喧嘩腰。
昭和ノスタルジーではなく、経験したことはないが、戦後の闇市みたいだ。
串焼きは、とんやき(ホルモン)、レバー、心臓、さがり(並、皮)の4種類。
全品80円の名古屋の中心街からすこし離れたとはいえ、信じられない値段である。
注文は2串づつという張り紙を確認し、とんやきとレバーを注文する。
当然「塩かタレか言わなきゃわかんないの!」っと罵声を浴びせられる。
ホルモンは歯ごたえがよく、下処理がよくしてある感じである。
これなら塩でも美味しそうだ。
レバーは半殺し(レアー)で、久しぶりに美味しいと思えるレバーだ。
カウンターが空いたので、席を写し、味噌煮の大なべを覗く。
ドテ煮、豆腐、コンニャク、血管、はんぺい(赤棒、ごぼう)
ドテ煮(ホルモン)と血管を注文する。
当然「何本か言わなきゃわかんないの!」というもうすでに子守唄のように聞こえる罵声付きだが…。
歯ごたえが残るホルモンがまた美味い。
血管は見た目マカロニのようだが、名前の通り血管なのだろう。
味って味はないが、食感が面白い。
さてそろそろビールも底が見えてきて、熱燗に移行するかどうか悩みながら。
とんやき1本、心臓1本、塩で!
とうとう応援歌のような罵声は飛ばなくなった。
とんやきはやはり塩が美味しかった。
心臓も歯ごたえとしっとり感が両立するとても良いものだった。
写真に頼るブロガーにとって、きつい店だが、昭和ノスタルジー!?戦後を楽しめるお店である。
是非ご賞味あれ。
石田屋(食べログ)
石田屋
052-671-7308
愛知県名古屋市熱田区金山町2丁目7-18
052-671-7308
愛知県名古屋市熱田区金山町2丁目7-18
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